レビュー(ラビリンスの彼方)

labyrinth09.PNG

機種:ジャンル

3DS:DRPG(ダンジョンRPG)

プレイ時間:実績

40時間:ねえよ、んなもん!

あらすじ

ダメ社会人のセシリーさんは今日も3Dダンジョンのネットゲームにログイン。
ゲーマーで博識・常識的な『ポキーラ』、口が悪い『ねりけし』、プレイヤーも女性なことを切に願う紅一点『LiLy』さん。さっくりフルパーティーになった一行はダンジョンの深部を目指すも謎の声に呼ばれ、画面が暗転、次に写ったのは見知らぬ場所、そして見たこともない謎の少女が立っていたのだったー。
進むうちに様々な魔法を覚えていく少女、誰が一体何のためにこの迷宮を作ったのか? 魔法を覚えるたびに少女に刻まれる紋章の意味は?登っていくうちに次々と明らかになる真実、果たして頂上で待っているものは何なのか、少女は無事に脱出できるのか?

ファーストインプレッション

なんちゃってダンジョンRPG。もしくはダンジョンRPGの新しい形。
線画で描かれる通常の3Dダンジョンとは違い、積層型・立体型のダンジョンが美しい。

特徴

戦闘システムはターン制でジャンケンの3すくみが取り入れられています。
赤:グー、緑:チョキ、青:パー。それぞれの相性はジャンケンのままでチョキ属性の敵にグー属性の味方が攻撃するとダメージ2倍、逆の場合はダメージ1/2。2倍ダメージに与えたダメージが宙に浮き、次にその属性のキャラが(敵・味方問わず)攻撃した時にそのダメージ分回復することができるというもの。
例| 味方:グー、敵:チョキで200ダメージを与えた場合、チョキ属性の200ダメージが宙に浮く。次に攻撃するチョキ属性のキャラが200回復。
行動順があり、通常攻撃で+10、攻撃力が高いチャージ攻撃は+20。チャージは強力だけど行動順が遅くなって、せっかく与えた属性ダメージが敵の回復になる場合もあるので注意。
中盤で少女を守る盾(少女の代わりにダメージを食らう)を覚えると格段に楽しくなりました。少女を守るだけではなく、行動順もスキップできるようようになるため、戦闘の幅が広がります。
レベルは特定の階にある石版の前でのみ上げることが可能で
10Exp:HP50アップ
500Exp:チャージ攻撃がプラス1
難易度はNormal、Hard、Very Hard、Ultra Hard、Hyper Hard(1週目クリア後選択可能)。いつでも難易度変更可能でしたが、セシは最初から最後までHardでやりました。序盤以外は特に戦闘で詰まるところはなかったです。

不満点

戦闘システム、自由度、プレイ時間。
戦闘システム
序盤終了後~少女を守る盾を覚えるまでが非常に辛い。慣れてくるとダメージ食らっても行動順の調整で属性回復できるのであまりHPが減らなくなりますが、そうすると賢い敵AIはプレイヤー無視して少女を狙ってきます。少女のHPは最初から最後まで一定で盾になれない時点では見守ることしかできません。。
そこで、少女に狙いがいかないようにわざとプレイヤーたちがダメージ食らうように調整しなければなりません(´・ω・`)
プレイヤーのHPが減らないように効率よくやればやるほど少女がピンチになるもどかしさ、少女が死ぬとゲームオーバーなので何回もやり直しました。。この辺はかなりイライラしましたねー。
その分少女を守る盾を覚えてからは非常に楽しいのですが、正直ピークはそこまでなんですよね。。
その後覚える魔法は着せ替えと、ARカードによる着せ替えと戦闘には関係なく最期までそのまま。敵のバリエーションも7種類くらいしかなく、上層になっても下層で出たモンスターの上位バージョンだけ。
自由度
自由度と言うかプレイヤーの選択肢の少なさが残念。キャラメイクも出来ず、成長性のカスタマイズもHP上げるか、チャージ攻撃の回数上げるかのみ。出てくるキャラクターもプレイヤー含めるパーティ4人と少女、それともう一人だけで後は喋らない敵のみ。あとは着せ替えくらいかな。DRPGでの楽しみ、武器や防具集めもありません。
同じトライエースが作ったEnd of Eternityでは、豊富なサブクエストや指名手配犯、闘技場、敵が落とす素材からの武器の作成及びカスタマイズ、着せ替えなど選択肢の幅が広かっただけに今作は残念。
プレイ時間
選択肢の多さが必ずしもいいとは限らないので、今作のような仕様でも全然構わないと思うけど、それだったら10~15時間でクリアできるような設計にしてほしかった。序盤から着せ替えできて、少女を守る盾覚えた後5時間程度でクリアできるくらいが個人的にはよかったかな。

総評

とっつきにくい戦闘システムだけど、内容を把握すると楽しく、慣れてきた頃に新しい要素が追加されてさらに戦闘にハマっていくといういつものトライエースな感じ。その反面新ハード1作目にありがちな後半以降の息切れ(変な表現ですが)が顕著なのが残念。
いつも世界観が素敵だけどストーリー展開は『つまりどういうことだってばよ?』になりがちなトライエース作品ですが、今作はストーリーおまけ程度なので気にする必要はないと思います。ずっと少女と行動を共にすることになるため正直少女が好きか嫌いかがすべてかと。
トライエースの作品だからまったく万人向けじゃなく他人に薦めづらい上に、トライエース好きな人にも手放しには勧められません。普通のDRPG期待してる人にも薦めづらいし、このゲームどの層を狙って作ったんだろう(・・?
なんだか不満が多くなっちゃいましたが、個人的に大満足とはいかないまでも戦闘システムは面白く、少女も可愛かったし、ダンジョン内というか塔の景色も美しく、BGMもいい上にEDも結構良かったのでそこそこ楽しめました。
プレイヤー以外のキャラクター3人もいいキャラしていてよく喋り、ネトゲやってた人ならあるあると思えるような話も多く楽しかったですね。(戦闘に慣れてくると現実とかの雑談が多くなるなど)
あー注意点としてセーブする場所が選べないため、データはすべて上書きになってしまいます。1週目クリア後セーブするとデータがリセットされ、HP、チャージ攻撃の回数はすべて初期値に戻ります。
引き継ぎ要素は最初から着せ替え機能が使えることのみかな。マップもまっさらでしたん。
labyrinth08.PNG
パーティメンバーのカスタマイズはこんな感じ、セシリーさんのみHP重視であとのメンバーはチャージ重視。正直バランスよく上げたほうがいいですw ラスボスはなかなか手強いのでアイテムはなるべくラスボスまでとっておいたほうがいいかも、まあラスボスまでたどり着いた人なら1発でクリアできるとは思いますが。

余談

今作のストーリーは少女を好きなれるかどうかと書きましたが、個人的にはかなり好きでした(*´ω`*)
外見も可愛いですが、性格が前向きで天真爛漫、何にでも興味を示すいった感じでよかったです。魔法の力を手に入れた後も彼女の将来の夢は変わらず、微笑ましいもので終始ほっこり。終盤のダレっぷりもあり、この少女が居なければ途中でやめてたかもしれない。
ここから本当に余談ですが、大人になると子供キャラ(現実世界でも?)に対する感覚が変わりますよね。子供の頃はクールなキャラが好きでしたが、今は子供なのに大人びたキャラをみるだけで( ゚д゚)、ペッとなりますw 子供は今作の少女のように天真爛漫で在って欲しいとか思っちゃう今日この頃。
セシ自身の子供時代を振り返ると非常に冷めた子供だったので、周囲の大人は今のセシのように感じていたのかもしれない(;´∀`) そして現在の大人びた子供がやがて大人になり、大人びた子供に対して・・・以下ループになるのでしょうかね。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© Into Nemu nemu , 2012 All Rights Reserved.