レビュー(迷宮クロスブラッド リローデッド)

ゲームレビュー

blood01.png

機種:ジャンル

360:DRPG(ダンジョンRPG)

プレイ時間:実績

60時間:640(/1000)

あらすじ

20XX年、異形が跋扈する東京。日輪学園に入学した主人公は早々に異形に襲われピンチ。そこにさっそうと現れた特務隊エクス隊長佐伯空斗によって救われるも、彼のあまりの毒舌っぷりに気絶してしまうのだったー。空斗『ちっ、使えねーな』
特務隊エクスに入隊することになった主人公は、北米支部から幹部研修に来ているシズナ先輩と一緒に謎の異形黒騎士、若者が老人になってしまう急老症などの事件に関わっていくのだったー。

ファーストインプレッション

キャラメイク、魔法はLv毎の回数制、宝箱は敵からドロップ、序盤から手強い敵、Lvアップは宿屋でとウィズっぽさ満載でチームムラマサの本領発揮といった感じ。

特徴

DRPG初心者・ライトユーザー向けに作られた円卓の生徒とは違い、ウィズぽさを踏襲しつつ、隠し扉以外の謎解きや歩数指定などでのダンジョン攻略、魔法が使えなくなる水中ダンジョンの多さとDRPG好きというかマニア向けに調整されている印象が強いです。
自分で作ったキャラのアバターに装備アイテムが反映されて、強化や見た目そのままで性能の良いアイテムと合成などもできるためアイテム収集が非常に楽しいです。
クラスにあたる『ブラッド』がいつでも(ダンジョン内では不可)変更できるのが嬉しく。
組み合わせをアレコレ試せるのはもちろん、水中ダンジョン攻略時は魔術師系を物理系にと隊編成の自由度はかなり高いかと。
今作ではストーリーよりもシステムに力を入れてる感じで、セシもアイテム集めに夢中になったり、中盤のブラッドサンプル集めに苦戦したりでストーリーには全然ハマってませんでした。それどころかブラッドサンプル集めは円卓の生徒のクランナリンの欠片集めと一緒な流れだよねーと冷めた目で見ていたくらいです。
しかし終盤からEDの演出が個人的に大好きな流れですっかり魅せられてしまいました(*´ω`*)
挿入歌の『Secret Labyrinth』がすごくマッチしていてクリア後CD購入。シングルCD買ったのなんて何年振りだろう。
すっかり満足してしまい後日談をやらずにコントローラーを置いてしまいましたが、円卓の生徒の後日談も面白かったし、こちらも期間を置いてやろうかなと思います。
NPCについてはシズナ先輩に関してはノーコメント。
その毒舌っぷりから暴言隊長と揶揄してしまった空斗隊長ですが、クリアしてみると彼は事件の真相に中盤あたりで気づいていたようで、秀才型の海斗司令に対し天才型なのかなーと思ったり。終盤は彼の株がグングン上がった感じでした。

不満点

・専門用語が多い
・サブディスク、隊員、データベースのアイテムの受け渡しが面倒
・暗術士の『隠れる』後の『暗撃』を一々スキルから選ばないといけない
(Aボタン押しっぱなしにしているといちいちそこで止まってしまう。エルミナージュでは通常攻撃が暗撃に自動的に切り替わるために押しっぱなしが出来た。)
まあ、この辺は細かいことなので別にいいんだけど今回最大の不満は
『魔術師系がまったく活躍出来なかったこと』(本編クリアまでの間)
魔法が使えない水中ダンジョンが多いこと自体はマップ攻略しがいがあったので全然OKだけど、戦闘が物理攻撃オンリー(魔術師系はブートキャストやマナシールドしてるくらい)になってしまうため、戦闘がすごい単調だった。

総評

キャラメイク、専門用語の多さ、謎解き、中盤の水中ダンジョンラッシュとDRPGマニア向けの難易度になっておりDRPGが今の人気になってしまうわけだと納得させられる作品です。DRPG初心者やライトユーザーにはまったくお勧めできません。だからこそ前作の円卓の生徒作ったんだと思うのでDRPG初めてやる方はそちらをお勧めします。
アイテム集めしたり、ブラッドあれこれ試したり、シズナ先輩に夢中になったりと個人的に非常に楽しめました(*´ω`*)
謎解きで十数時間かかっちゃって自分の頭が硬くなってるなーって思いましたね~。
多分、今のセシがワイルドアームズプレイしたらコントローラーぶん投げると思います(;´∀`) でも、アクセス解析を見ると『オメガエリア 青い輝き』などで検索してうちのサイトに来る人がちらほらいて、あーやっぱりみんな同じ所で躓いているのねとちょっとうれしかったですヽ(´ー`)ノ
最終PT構成
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王騎士が防御面もそうですが専用装備が多くて楽しいのでお勧め。

余談(ダンジョンRPG + シミュレーションの可能性について)

やり込み要素が売りの一つでもあるダンジョンRPGで、ストーリーに満足してやめちゃうという暴挙に出てしまいあんまりダンジョンRPG向いてないのかなーと思ったり。
そこでシミュレーション要素を追加してみてはどうだろう。。
例えば
・自分が育てた冒険者をNPCの冒険者として登録、一つのダンジョンを分担して攻略
・同じく育てた冒険者を町の守備に当てたり、使わなくなった装備を渡したり
・敵がダンジョンから出てきて、町の攻防戦が起こったり
・負けちゃうと町を占領されてしまい、今度はこちらが町を攻略することになったり(ダンジョン化もいいかも)
・いっそTRPGみたくダンジョンマスターと冒険者にプレイヤーが分かれて
・・・うん、セシにしか需要ないなコレ(;´∀`)
とりあえずSteamで買った『Dungeons』をやろうw

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