Skyrim15~体は声で出来ている~

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セシリー『セシはようやく上りはじめたばかりなんだからよ…この果てしなく遠いSkyrim坂をよ』
バルバス『は?』
セシリー『あ、いやなんとなく。それにしても頂上が全然見えないし時間掛かりそうだね』
バルバス『いつもグレイビアードに食料を届けている男は、半日がかりだそうだ』
セシリー『あー登るの辞めたくなってきた』
バルバス『クマやオオカミも出るそうだから、気を引き締めていけよ』
セシリー『ほいほい』
足場は石のレンガでしっかり作られているものの、傾斜がきつくすぐに息が上がってしまう。
セシリー『ハァハァ、バ、バルバス先生。限界であります休憩しましょう』
バルバス『まだ登り始めたばかりだがやれやれ』
セシリー『あ、お地蔵さんみたいなのがあるよ』
バルバス『単なる彫刻石版だろ』
セシリー『そっか、えーなになに・・・』
そこにはドラゴンと人間の歴史が記されていた。
【かつて地上はドラゴンが支配していた、彼らはあまり話をしないがその声は空を覆い隠し、洪水を起こす力があった。ドラゴンは人間を支配していた、その時代の人間は声を持たない弱い存在だったのだ】
セシリー『うー、いいとこで終わってるなー』
バルバス『続きが見たければ登って次の彫刻石版を探すんだな』
セシリー『おーいぇー・・・』
【人間を哀れんだ女神キナレスが人間に声を伝授した、こうして人間とドラゴンの戦いが始まった】
セシリー『こんなに登るのが辛いんじゃ、参拝者も減っちゃうよね』
バルバス『修道院とはいえ、教会があるわけじゃないからな物好きしか登らないだろう』
【剣と声で人間が勝利し最初の帝国が生まれた、ドラゴンはこの地から姿を消した】
セシリー『昔はみんなドラゴンボーンだったのかー』
バルバス『どうなんだろうな』
【声の力をぞんざいに扱った人間たちに神々が下した罰、レッドマウンテンの惨劇後、ユルゲンは声を神々の栄光と崇拝にのみ使われるべきものだと悟り、声の道を作った】
セシリー『声の道?』
バルバス『哲学とか思想といったことだろう』
【まだ青年だったタイバー・セプティムをハイ・フロスガーに呼び声の力を授けた、そして彼をドヴァーキンと呼んだ】
セシリー『つまり帝国を築いたタイバー・セプティムはタロスであり、ドヴァーキンでもあったんだよ!』
バルバス『な、なんだっ・・・いや、知ってた』
標高が高くなるにつれ気温は下がっていく、階段はいつしか雪に覆われていた。
セシリー『寒いー、辛いー、こたつで丸くなりたい』
バルバス『こたつってなんだ?』
セシリー『あ、また彫刻石版の前に巡礼者がいるよ。おーい』
巡礼者『あ、こんにち』
???『見つけたぞ、ドヴァーキン!』
セシリー『ドラゴンだー!?Σ(゚д゚lll)ガーン』
翼の羽音と同時に頭上にドラゴンが現れ、こちらに向けて氷のブレスを吐いてくる。
セシリー『冷たっ! 初めて出会うタイプだね』
バルバス『ブラッド・ドラゴンだな』
セシリー『あ、そうだ巡礼者の人を逃さないと』
バルバス『もうとっくに逃げてるぞ』
セシリー『素早い・・・』
足場が狭いのに、あまり飛び回ることなく地上でブレスを履き続けるドラゴン。
セシリー『ドラゴンの真の怖さは矢が届かない高さから、一方的にブレスを吐かれること・・・それをしないお前はセシの敵ではない、トドメを』
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セシリー『巡礼者の人戻ってきたー!?』
バルバス『見事にトドメだけもっていかれたな』
カリタ『危ないところを助けていただきありがとうございます ( ̄ー ̄) ドヤッ!』
セシリー『あ、うん。無傷で何より・・・』
例によってドラゴンソウルを吸収する。あれこれ聞かれても困るのでそさくさと立ち去り、頂上を目指す。
セシリー『あ、やっと見えたー』
バルバス『あれが、ハイ・フロスガーか。さすがの我も初めて来たぞ』
セシリー『えーっと待ってね、中に入る前に頼まれた食料をこの宝箱に・・・あれ、食料なんだっけ? まあ、いいか生の牛肉とかトマトとか入れとこう』
バルバス『腐る腐る、食料袋があったろう?』
セシリー『ああ、そっか。これでよしと』
建物の内部は石造りでいかにも修道院といった造り、ずっと外に居たぶん風が入ってこないだけでも暖かく感じる。奥の階段からローブ姿の男が降りてきた、それも一人ではなく四人。
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セシリー『あ、どうも』
アーンゲール師『我々はグレイビアード、ドラゴンボーンに声の力を正しく使えるように授ける声の道の信徒である。まずはお前が本当にドラゴンボーンなのか確かめねばならない、揺るぎなき力のシャウトを見せてみよ』
セシリー『じゃあ、遠慮なく・・・ポウッ!』
アーンゲール師『おお、その力まさしくドラゴンボーン。私が生きている間にハイ・フロスガーにドラゴンボーンを招けるとは』
セシリー『納得してもらえたようで何よりです、じゃあ、セシはこれで』
アーンゲール師『うむ、では修行を始めよう』
セシリー『え?』
アーンゲール師『すべてのシャウトは3つの言葉でできている、お前がすでに習得しているシャウトはどれも1つ目の言葉だけだ』
セシリー『そ、そうなの?』
アーンゲール師『揺るぎなき力のシャウト、2番目の言葉ロー。竜の言葉で均衡を意味する・・・ロー!』
セシリー『すごい、セシのシャウトより強力だ』
アーンゲール師『お前にも伝授した、さあやってみるがいい』
セシリー『( ´゚д゚`)エー そんな簡単にできるはずが・・・ポウッ、ロー!』
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アーンゲール師『まるで水を吸収するかのごとく知識を習得していくな、我らグレイビアードは絶え間ない鍛錬を通してその意味を探るというのに、ドラゴンボーンはものの数分で悟ってしまう』
セシリー『セシもびっくりです、あれでもここに来る前に覚えたシャウトは誰かから教わったわけじゃないのにどうして?』
アーンゲール師『ドラゴンボーンは、倒したドラゴンから直接その生命力と知識を吸収するという。お前も身に覚えがあろう』
セシリー『あーそういえば』
アーンゲール師『よろしい、では次はまったく新しいシャウトを習得してみせよ。その名はウルド、竜の言葉で旋風を意味する。シャウトを放ったその体は旋風のごとく駆け抜けるだろう』
セシリー『えーっと・・・ウリィィィ!』
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アーンゲール師『見事。それでは最後の試練を与えよう』
セシリー『あ、あれ、他のシャウトの第二言語とかは?』
アーンゲール師『ウステングラフの古き霊廟にあるグレイビアードの始祖の墓から、ユルゲン・ウィンドコーラー(古代ノルドの偉大な戦の長であり、声と舌の達人)の角笛を取ってこい』
セシリー『ほいほい』
セシリー『やー偉い人と会うのは緊張したね』
バルバス『向こうも接し方に戸惑っていたようだな』
セシリー『あの人たちの声は訓練していない者にとって耐えられないもの、囁くだけで相手を殺してしまうんだって、だから外部の人達とは接触を絶っているそうだよ』
バルバス『なるほどな、それでウステングラフの霊廟に行くのか?』
セシリー『うーん、いずれはねー。とりあえずまたのんびりしようよ』
バルバス『おいおい』
セシリー『そうだねー・・・あ、ロリクステッド行こうロリクステッド、サムのやつをとっちめないと!』
バルバス『あれは酔いつぶれたお前が悪いと思うが』
セシリー『待ってろサム、今度こそ杖を譲ってもらうぞ!』
バルバス『どうせ使わないだろうに、やれやれ』

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