オリジナリティなんてあるのかな

こんなことを書くとまーたいい年して中二病こじらせてみたいなこと言われそうだけど、最近
『あれ、私の人生ループしてね?』
とふと思うことがある。
毎朝決まった時間に起きて電車に乗って同じ職場で決まった仕事をして、残業で多少のズレはあるけど決まった時間に退社して帰宅してダラダラして12時頃に就寝……以下繰り返し。デジャブを感じるのも無理ないけど、そういった狭い範囲とは別に広い範囲でも見てもスーパーファミコンからPCやWiiUに変わっただけで私は相変わらず『ゲーム』をしているし、ブラウン管から液晶に変わりアナログ放送からデジタル放送に変わっても『テレビを見る』ということに変わりはない。
要は『媒体が変わっているだけで概念的なものは変わらない』ということなのだろう。

  • ポケベル → 携帯電話 → スマホ = 通信端末
  • 蒸気機関車 → 電車 → 新幹線 = 鉄道
  • フロッピーディスク → CD → DVD → ブルーレイ = 記憶媒体

既存の概念にもっと便利にあるいは自分ならこうするという考えや技術を加えていく、100のものに1を足して101にしていく。いや、こんな長々書かなくても『文明の発達、進歩』という一言でいいじゃんって話なんですけどね。。
概念や本質的な部分を理解していればあとはそこに何が足されているか、あるいは纏っている衣が違うかを考えるだけでいい。だから私は外側じゃなくてそういった核の部分を理解できる人間になりたいと思う……でも、まってほしい。それを突き詰めていくと驚きのないつまらない生き方になるんじゃないか? それこそ本当に『外周は少しずつ広がっているけど、結局同じことの繰り返し、ループしている』とますます感じるようになってしまうんじゃないかとも思います。。
まあ、それは置いといてじゃあ概念の始まり、起点はどこなの?
『通信』を例にどんどん遡って行くと始まりは手紙? 文字? それとも言葉? 自然? 宇宙? 概念に名前をつけてもそれは『創造』したのではなく『発見』した、初めからこの世界にあったものなんじゃないの? もしそうだとしたら『新しいと思うもの』は予め世界にあるものに何かを加えたり、あるいは概念同士を組み合わせているだけで焼き直しに過ぎず、『オリジナリティなんてあるのかなー』と思ってしまう。
境界線上のホライゾンで有名な川上稔。
都市シリーズや終わりのクロニクル、境界線上のホライゾンは過去だったり未来だったりするけど、全部つながっていて『何度も壊されて、その度に強くなっていく世界』という世界観だったはず。私は都市シリーズから読んでいて都市シリーズの頃は

  • 機甲都市 伯林(エーテル、紋章)
  • エアリアルシティ(自動人形、言詞)
  • 風水街都 香港(風水五行、神形具)
  • ソウ楽都市OSAKA(詞、技能)
  • 閉鎖都市 巴里(騎、凌駕紋章)

と次々と新しい概念が加わっていきワクワクしていて読んでいた。それが終わりのクロニクルになると各Gの主人公格の人物がどう見ても都市シリーズの各主人公たちだったり、都市シリーズとよく似ているけど微妙に違う概念が登場するにとどまった。焼き直しだな~と感じつつもそれでも2年で14巻という訳の分からない速筆の勢いに押されて読みきった。けど、境界線上のホライゾンでもまた似たようなことをやっており、しかも今回は筆が早いとはいえない。また同じことを読むのかと、ここで私は挫折した。。
でも、もしかしたら川上稔が言いたかったのは私がこの日記で考えたようなこと『あれ、この世界ループしてね? ループしているかもしれないけど概念的なことは変わらなくね?』という事を言いたいのかもしれない。

世界観

創造なんてあるのかは置いといて、概念的なことを発見したり、オリジナルと呼べるもの作るのは大変。作家で言えばそれは『世界観』ということになるんだろう。
何かとすぐに『パクリだ、元ネタはこれ!』みたいなことをいう人が多いけど、私はそれってそんなに悪いことなのか? と思う。起源なんて突き詰めればきりがないし、元ネタに作者の意見(私ならこうする、こっちのほうがいい)を乗せてそっちのほうが読者に受けがいいならそれでいいんじゃないかと。
プログラムで言えばオープンソース。
基礎的なものを作ったから、みんなの意見や考え方を加えてくれと公開してしまうほうが私は好ましいし、それでより良いものになっていくほうが楽しいと思う。
ただ、世界観だったりソースだったり概念的な発見だったりするのは本当に大変。
大変だから先駆者には敬意を払うべきだし、作家だったら新たな世界観を作るより作った世界観を広げることに力を入れてしまうことは仕方がないと思う。
よく木村拓哉は何をやってもキムタクだーとか、イラストレーターが書くキャラクターがみんな一緒に見えるハンコ絵だーとかいう人が居るけどさ、キャスティングや構成している人が求めているのはまさにそれなんだよね。それ以外を求めるなら別の俳優やイラストレーターを使うでしょ。読者や視聴者側もそう、別にそれだけを見る必要はなく飽きたなら他のものを見ればいい。
いや、うん理屈では分かっているんだけど川上稔には都市世界以外を書いてほしいし、庵野監督にはエヴァのリメイクじゃなくて新作を作って欲しいーとかつい言っちゃうんだけどね。。たった一人の人間にアレコレ求めるのはもうやめようじゃないか。
作られた世界が広がっていく様を見るのは楽しい。
Warcraft → World of Warcraft → Hearthstone → Heroes of the storm
もしくはノベライズ、コミカライズといったメディアミックス。
ちょっと違うかもしれないけどクックパッドも好き。『特売情報』を見てスーパーで買物をして、『Zaim』で家計簿をつけて、買った食材を『クックパッド』でレシピ見て料理を作る。
いずれも発案者や作成者の手を離れて広がっている。
うん、一人でやるより他の人と協力したほうが世界は広がっていくよね。私一人で何でもかんでもする必要はない、私は他人に頼って生きていこうと思う。

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