Skyrim03~弓とアリーとホワイトラン~
金の爪を取り返してから数日、動物の皮を売ったり、カップルに横恋慕するウッドエルフの依頼で偽の手紙を使い2人の仲を引き裂いたりして当面の路銀は貯まった。
リバーウッドを後にし北へ向うことにした。
数人の冒険者と巨人の戦いに遭遇!
ブリーク・フォール聖堂内の戦いですっかり魅せられた弓矢をバシュン。夢の中で騎士生活を送っていた時も弓使ってたし、馴染む、馴染むぞー。
冒険者たちとの戦いで弱っていたこともあり、あっさり沈む巨人。
セシ一人で倒したような顔で戦利品を漁っていると
リア『ヒューやるねーネコちゃん』
セシリー『セシの弓は片手剣より早いのさヽ(´ー`)ノ』
リア『それって普通じゃ・・・まあ、いいや。とにかく気に入ったよウチらの同胞団に入らないないかい?』
セシリー『お断りします』
リア『うんうん、うちら同胞団はどこにも属さず名誉のために戦う傭兵集団さ』
セシリー『いや、だから興味無いですってばー』
リア『ハハハ、まあそう言わずに。ウチらのアジトはこの先のホワイトランにあるからさ、町に寄ったら訪ねてきなよ』
セシリー『ほいほいー』
傭兵かー、まあそれも悪くない生き方かもねー。
他に行く宛もないし、ホワイトランに行ってみよう。
???『お、そこのネコさん。ちょっと待ったー』
セシリー『え?』
声をかけられた方へ振り向くと、そこには一人の男がパイプを加えながら座っていた。男の後ろには
セシリー『馬屋さん?』
馬屋の男『おうともさ。あんた旅人のようだが歩くのは大変だろう、どうだいうちの馬買ってかないかい?』
セシリー『馬かー、悪くないけど引退寸前の年寄りじゃないだろうね?』
馬屋の男『いやいや、あんたは運がいい。ここに居ますわ若き乙女、女王アルフシグル』
男の大仰な手振りの先には一頭の馬が居た。
セシリー『むう』
馬屋の男『気に入ったようだね、アリーもあんたを気に入ったようだ』
セシリー『・・・いくら?』
馬屋の男『1000ゴールドでいいよ』
財布の中を見てみると・・・1080ゴールド。買える、買えるけど残りの80ゴールドでは旅は続けられない。しばらくホワイトランに留まることになるだろう。うーん。
うん、買っちゃった。
セシリー『財布は寒くなっちゃったけど、これからよろしくねアリー』
アリー『ヒヒーン』
とりあえず走らせてみる・・・疾い疾い!これなら長距離の旅もできるだろう、お買い得だったアリーマイラブ。
夢中で走り回っていたらすっかり日が落ちてしまった、急いでホワイトランへ向かおう。
町の外には門番が立っていた。
門番『よーし、止まれ。現在ホワイトランは町への出入りを制限している。公用以外では入れないぞ』
セシリー『えー?』
困った、どうしよう?まあ、セシも旅は長いのでこういうことが今までなかったわけではない。いつもなら門番にお金を少々掴ませて通るんだけど。。
セシリー『えっと・・・セシはヘルゲンから脱出してきて首長さまに報告があるのです』
門番『なにぃ?』
あ、やっぱだめか?
門番『ヘルゲンはドラゴンに襲われて壊滅したと聞いていたが、生き残りが居たか!よし、通れ』
セシリー『ありがと』
あっさり通してくれた、ドラゴンさまさまである。まあ、あながち嘘とは言えないしね。
夜も遅かったので首長との面会は明日にし酒場へ。とりあえずお金稼がないとねー。
カルロッタ『・・・という訳でさ、あのヘボ詩人に言い寄られて困っているわけ。私が未亡人だからって安く見ないでほしいわ』
その吟遊詩人て横に立っている男だよね・・・まる聞こえである。
セシリー『えーと、じゃあ説得してみるよ』
カルロッタ『ハハハ、ムリムリ。私が何度断ったと思うの?何言ったって無駄よ』
セシリー『まあ、任せてよ。旅人には旅人なりの説得の仕方があってね。確認だけど・・・彼が突然消えたらどう思う?』
カルロッタ『誰も気にしないでしょうね』
セシリー『へー、ほーふーん』
ニヤニヤしながら柱を背にして立っている男、ミカエルに話しかける。
セシリー『こんにちわ、詩人さん』
ミカエル『これはこれはカジートの旅人よ。私になにかごようですか?』
やっぱりさっきの会話聞かれてたのねー、えーっと
セシリー『はい、コレ』
なけなしの80ゴールドを渡す。
ミカエル『このお金は?』
セシリー『手切れ金』
ミカエル『ハハハ、これはまたなんとも散文的なことで。まあ、吟遊詩人も何かと入用。ありがたくいただきます』
セシリー『カルロッタには』
ミカエル『ええ、ええ。金輪際近づきませんとも』
わーやけにあっさり引き下がったなー。もしかしてグルだった?
セシリー『詩人になって長いの?』
ミカエル『いえいえ、私は吟遊詩人大学を出たばっかりですよ』
セシリー『吟遊詩人の大学?へー、そんなのあるんだ』
ミカエル『ええ、ソリチュードにありますので貴方も入学してみては?』
セシリー『うーん、機会があったらねー』
一悶着あったもののそこは旅人同士、すっかり話が弾んで気がつけば朝だった。
酒場の外の広場では朝早くから喧嘩のようだ、ご苦労様。
どうもこの町には2つの派閥があり一つは『バトル・ホーン家』、もう一つは『グレイ・メーン家』元々は仲が良かったみたいだけど、バトル・ホーンの当主がオルフリッドになってから関係は悪化してしまい、さらに今回のウルフリックの反乱で、バトル・ホーンは帝国側に、グレイ・メーンはウルフリックをそれぞれ支持し2つの家の仲はもはや修復不能状態だとか。
表立った抗争にまでは発展してないみたいだけど、
こんな子供まで争っているとは・・・というかがんばれ男の子。
仕事を求めて住人にあれこれ聞いていたらいつの間にか
頼まれごとでメモがびっしりに(´・ω・`) そういえばレイロフのお願いすっかり忘れてたなー。
住人の話題の多くはウルフリックの反乱、バトル・ホーンとグレイ・メーンの諍い、傭兵集団『同胞団』、その中でもやはりというかヘルゲンを襲ったドラゴンには一際関心が強いようだ。ここの首長は今のところ反乱にもドラゴンにも具体的な対応策は出していない。
とりあえずやたらと住人達の評判がいい同胞団の本部へ行ってみることに。
もっとこじんまりしたところかと思ったら、すごく・・立派です。
メンバーは少ないものの、みんな一騎当千といった感じで相当の手練揃いだ。ただ、お手伝いさんに言わせると最近はメンバー間の仲があまりうまくいっていないとのこと。今回の反乱に関しては帝国、反乱軍、そのどちらにも味方する気はないみたい。
ヘルゲンで帝国軍に殺されそうになったけど、リバーウッドの人達と違ってここホワイトランの住人は帝国の支配を好意的に受け入れている様子。うーん、無理に平時に乱を起こす必要もないのかなー。セシはどっちにつくべきだろう?帝国、反乱軍が争っているけど勝つのはそのどちらかとは限らず第3の勢力、それこそ同胞団のような傭兵が最終的には勝利するかもしれない、あるいは未だ現れぬ『英雄』が・・・あ、1曲作れそう。あとでミカエルに売り飛ばそう。
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