海外ドラマレビュー~24-Twenty Four-シーズン1~

海外ドラマレビュー

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話数

全24話(1056分/1話約44分)

あらすじ

妻と別居の末、よりを戻し家族サービスにがんばるお父さんジャック・バウアー。しかし、そんなお父さんの気も知らず、思春期真っ盛りな娘キムはこっそり家を抜け出すのだったー。夜遊びなんてパパ許しませんよと探しに行こうとするも職場から緊急の呼び出しがかかる。
呼び出し内容は大統領予備選候補であるディビット・パーマー上院議員の暗殺計画の阻止。そう『僕は連邦捜査官ジャック・バウアー(`・ω・´)』妻には内緒だ。
夜遊び娘の捜索は妻に任せていたものの、ただの夜遊びではなくなんと娘は誘拐されてしまう。
探しに行った妻も誘拐されてしまい、誘拐犯からの要求は『ジャック自身がパーマー上院議員を暗殺すること』クロスする2つの事件、鳴り止まない妻からの電話、上がる部下からの不満、キレるジャック。果たしてジャックは無事妻子を救い出し、暗殺計画を阻止することが出来るのか!?
『僕は連邦捜査官ジャック・バウアー(`・ω・´) 物語はリアルタイムで進行する!』

主要人物
tf09.pngジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)
本編の主人公でCTU (Counter Terorism Unit) ロサンゼルス支局の現場指揮官的な人。目的のためなら手段を一応選ぶけど、選ばない。切羽詰まった・時間がない状況が多いので仕方ないが独断専行が多く、部下が理由を聞いても『黙って僕の言うとおりにしろ!』と一喝することもしばしば。その暴走っぷりが彼の魅力なのだろう。救った人数も多いけど、犠牲者もかなり多い。
tf10.pngテリー・バウアー(レスリー・ホープ)
ジャックの奥さん。怒りっぽく家を留守にしがちな夫、反抗的な娘に囲まれて苦労が耐えないお方。物語中も誘拐されたり、一時的な記憶喪失になったりと散々な目に遭う。精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまうが事件を通してようやく家族の絆は深まり関係は修復されていくに見えたが……
tf05.pngキム・バウアー(エリシャ・カスバート)
ジャックの娘。15歳という遊びたいざかりな年齢そのままに行動する子。別居がきっかけか同性同士だからか物語中盤まではテリーにかなり反抗的であった。救い出された後、母娘の関係は修復されたかに見えたが、ついついテリーにあれこれ言ってしまう。『お母さんだって一人の人間、もうそろそろ他人の気持ちを考えて行動してもいい年頃じゃないの』と言われるシーンが強く印象に残っている。
tf06.pngニーナ・マイヤーズ(サラ・クラーク)
CTUナンバー2的な有能な女性。ジャックの秘密主義的なところも承知した上でサポートに回ってくれる。実は別居中のジャックの彼女で周囲には割りとバレバレだった。そんなこともありジャックの信頼も厚いが裏切り者だと疑われたり、銃で撃たれたりとやはり散々な目に遭う。。ちなみに吹き替えでは渋めの声だが、俳優さんの生の声はかなりカワイイ声。
tf11.pngトニー・アルメイダ(カルロス・バーナード)
CTUナンバー3的な男性。ニーナに好意を寄せており、恋敵であり秘密主義的なジャックには何かと懐疑的。個人的には彼の行為に共感できるし、1番の常識人じゃないかと。CTU外部からの評価も高く、ジャックとの不協和音を利用しトニーから情報を聞き出そうとするが、ジャックの事情(家族が誘拐されていた)を知ったトニーは彼らの勧誘を拒否し、ジャックに協力するのだった。カッコイイ。
tf02.pngデイビッド・パーマー(デニス・ヘイスバート)
アフリカ系アメリカ人で大統領予備選挙の最有力候補。大統領になるのが夢であり最大の目標ではあるが、頑なに清廉潔白であろうとする。暗殺犯に命を狙われつつ、支援家たちの汚い思惑、野心的な妻に振り回されたり、息子の過去の不祥事を自分だけ知らなかったりととにかく苦労し苦悩する。バウアー家同様にパーマー家の家族模様も見どろころの一つ。どこまでも汚いことを嫌う彼は終盤大きな決断を下す。
tf04.pngシェリー・パーマー(ペニー・ジョンソン・ジェラルド)
パーマー議員の奥さん。精神的ではなくその優秀な能力で夫を支える頼もしい女性なのだが、大統領夫人になるという目的のためなら手段を選ばない。その行き過ぎた行為は次第に夫との齟齬を生んでいく。夫以外の娘や息子に対して本当はどう思っていたのか私には読み取れきれなかった。
tf03.pngキース・パーマー(ビセラス・シャノン)
パーマー議員の息子。妹をレイプした犯人を殺害してしまい(事故説が濃厚)その事を父親にずっと隠しており苦悩していた。この事が予備選の真っ最中にスキャンダルとして公表されそうになり、ついに父親の知るところとなる。苦しんだ時期に傍にいてくれなかった父親に不信感を抱いており、真摯なパーマー議員の言葉はなかなか彼に届かなかった。
tf07.pngアイラ・ゲインズ(マイケル・マッシー)
テリーとキムを誘拐した実行犯の現場指揮官。前半の敵役で個人的にはかなりお気に入りだったんだけど、何かと雇われの身なのを強調されてかわいそうだった。。
tf13.pngアンドレ・ドレーゼン(ジェリコ・イヴァネク)
ゲインズの雇い主。メガネで知的そうでいかにも黒幕的な感じだったけど、アンドレさん結構現場行くのよね。悪役ではあるけど、こっちも負けず劣らずで家族思いでしたね。
tf12.pngアレクシス・ドレーゼン(ミーシャ・コリンズ)
アンドレの弟、似てない。スナイパーでイケメンで登場した時はかなりかっこよかったが、そこが彼の最大の見せ場だった。。やっぱり仕事中にエッチするのはいけないと思います。南無南無。
tf14.pngヴィクター・ドレーゼン(デニス・ホッパー)
ネタバレせずに書くのが難しいため省略。。最期はもう少し何とかならなかったんだろうか。。
tf08.pngリック・アレン(ダニエル・ベス)
ゲインズに雇われキムを誘拐した実行犯の一人。いわゆるチンピラなんだけど環境的に仕方ないかな的なとこも見え隠れする。ゲインズにはキムを連れてくるだけと言われており、誘拐するとは思っても見なかった。ようやく事の大きさに気づきゲインズに睨まれつつも、キムに協力し彼女の脱出を手助けする……のに終盤忘れられる(ノ∀`)アチャー
感想

1日24時間を1話1時間に見立てて、娘の誘拐、上院議員の暗殺計画、議員のスキャンダル及び家族模様とめまぐるしく場面が変わり展開していく。誰が味方かわからない2転3転するストーリー展開が何よりの魅力。その魅力はアホみたく忙しく帰宅が22時過ぎだったにも関わらず1月中に全話見てしまったくらい。正直1話見だすと止まらないので24話すべていっぺんに見ちゃいたいのを必死に我慢したほど。
トニー大変ねと思いつつ、ジャックの暴走っぷりにワクワクして見てました。もう無茶苦茶です彼。
ストーリー展開がこうなったら・こうだったら嫌だなーと思う最悪の展開にまっしぐらに突き進むので、見ていてかなりハラハラ・ドキドキさせられました。

不満点

24話引っ張った割に最終話のジャック無双で片付けてしまうのはどうなのかと。。もう海外ドラマでは恒例であるがシーズン2に続く。実は今回の黒幕は全然黒幕じゃなくて手駒に過ぎなかったんだ的な展開がなんともかんとも。。この不満点が大きかったのが1月に見終わりつつもレビューを4月まで書かなかった理由です、はい。
そのためシーズン2以降は購入見送ることにしました。
プリズンブレイク(シーズン2/4)、スターゲイト(シーズン1/10)に続き、またもシーズン途中で視聴終了。。完走したのサラコナークロニクルズだけという有様です。。
いや、なんというか興味の対象が世界観とか設定なんですよね。
Twenty Fourで言えば『24時間を1話1時間として物語を展開する、誰が敵か味方かわからない』といったところ。シーズン2以降もその形は変わらないでしょうから、驚きを得られないと思うんですよ。
もっとこうキャラやシーズン毎のストーリーに強い関心を抱ければと思うんですけど、ワガママなので用意されたストーリー全てを見ずに、自分勝手に線引して満足しちゃうんですよね~。こういう現象はなんと呼べばいいんだろう『自己完結・満足型症候群』とでも言えばいいんでしょうか、症候群つければなんでもそれっぽく聞こえる不思議!
一応スターゲイトはできればシーズン追っていきたいなとぼんやり思っていますが、まあまずはDexterを見よう。

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