海外ドラマレビュー~DEXTER シーズン1~

海外ドラマレビュー

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話数

全12話(653分/1話約54分)

あらすじ

マイアミ警察の血痕鑑識官として働く青年デクスター。人当たりのいい彼にはもう一つの顔があった……彼は殺人者だったのだー。
養父の教えに従い凶悪犯罪者だけをターゲットとして、ひっそりと殺害を続ける彼の前に『血液を全て抜き取って四肢を切断して殺害する』殺人事件が起こった。液体窒素で凍らせて冷凍車で死体を運ぶことから『冷凍車キラー(アイスマン)』と仮称されたこの芸術的な殺人にデクスターはすっかり心を奪われる。
警察に挑戦するかのように殺人を続ける冷凍車キラーに対し、捜査はなかなか進展しない。
焦る上層部をよそに内心の興奮をかろうじて抑え興味津々なデクスターに対し、犯人は接触をはじめる。デクスターはそれを気味悪がるどころか『新しい友だち』ができたとウッキウキなのだったー。

主要人物

ブルーレイキャプチャー環境がないため、文章のみで(´・ω・`)
デクスター・モーガン(マイケル・C・ホール)
本編の主人公。幼い頃に記憶を失っており養父に育てられた。血に対して異常な執着を見せ、小動物、ペット(犬など)を殺傷し始める。対象が人間に移るのは時間の問題だったが、それに気づいた養父ハリーはその衝動を抑えこむのではなく、別方向に向けるのだった。
『電気椅子にかけられないために』
法を逃れ殺害を繰り返す凶悪犯罪者をデクスターのターゲットとし、犯罪の証拠を消す方法と同時に一般的な人の感情と常識を教え込み、なんとかデクスターが社会に溶け込めるように育て上げる。
知識としては理解できても感情が乏しく(他人の感情の機微を読み取れない)コミュニケーションに内心苦労しているが、他人からの評価は明るく社交的。その裏ではターゲットを探し密かに殺害を続ける。
デボラ・モーガン(ジェニファー・カーペンター)
デクスターの義理の妹。デクスターと同じマイアミ警察署勤務。物語の序盤で地域課から念願の殺人課へ異動。明るく活発な性格。性に対しても開放的でシーズン1だけで3人の男性と付き合っていた……男運なさすぎ(ノ∀`)アチャー 
義理の兄であるデクスターとの仲は良く、鋭い洞察力(犯罪者の心理が分かる)を持つデクスターを頼りにしている。逆に自分には頼ってくれない兄に対し複雑な感情も持っている。また子供の頃は実子である自分より養子のデクスターに構いっきりの実父ハリーに不満、嫉妬していた。
デクスターにとってはハリーが居ない(かなり前に病死)今、社会と自分とを繋ぐ最後の拠り所であると同時に本当の自分を見せたくない1番の相手かもしれない。
リタ・ベネット(ジュリー・ベンツ)
デクスターの交際相手で2児の母親。麻薬中毒で書いてない暴力を振るった夫と離婚を進めている。そういった事情もあり傷を持つ同士・無理に性的な関係を持たなくていいといった意味でデクスターにとっては理想の相手だった。
リタとの距離が近くなるにつれデクスターも自分でも驚くほどの安らぎを得ていくが、本当の自分を隠し続けなくてはいけないため、困った相手になっていくのかも。
エンジェル・バティスタ(デヴィッド・ザヤス)
ラテン系のお父さん。刑事ではあるがデクスターに理解をしめす、事件の参考にデクスターの意見をよく聞き、彼の能力を高く評価している。妻と子供が居るが一度の浮気が原因で別居中。
なんとかよりを取り戻そうと結婚記念日にプレゼントを贈ろうとするが、よりにもよってデクスターにプレゼントに対する感想を聞いちゃう。デクスターのトンチンカンな感想により、何度もプレゼントを選びなおすシーンは本作品きっての和みシーンかもしれない(*´ω`*)
ヴィンス・マスオカ(C・S・リー)
デクスターと同じ鑑識官でミスター下ネタ男。事件現場でもかなりノリノリでシモネタ全開である。本人はまったく意識していないだろうが、彼のおかげで周囲の認識が『鑑識官ってみんなちょっとアレよね』といった具合になっておりデクスターの異常性を隠すのに一役買っている気がする。
いつも下ネタ全開の彼であるが、気まずい雰囲気になりデボラがいつも見たく冗談言ってよと言った時は
『同僚が刺されたのに?』
と真顔で答えていた。下ネタは意識してやっていて、本当は生真面目な性格なのかも……いや、(ヾノ・∀・`)ナイナイ
ジェームズ・ドークス(エリック・キング)
いかにも叩き上げ現場主義といった殺人課の刑事。
作中唯一、デクスターの異常性に気づいておりいつも彼を訝しんでいる。軍隊出身で正義感が強く単独行動も多い。デボラが殺人課に移った当初は新米扱いしてまったく相手にしていなかったが、後半はいいコンビになっていた。
シーズン1終盤でデクスターへの疑いをさらに強め、『いつも監視しているぞ』と忠告。
マリア・ラゲルタ(ローレン・ベレス)
警部補で殺人課の指揮官。キューバ系出身で自身を認めさせようと出世欲がかなり強く、マスコミにも出たがりである。優秀なデクスターをかなり気に入っており、上司の立場を利用してグイグイアタックしていた。
その反面デボラとの相性は最悪で彼女の殺人課への異動も快く思っておらず、当初は意見をよく無視していた。デクスターのアドバイスもあったがデボラ自身も刑事としての才能を見せ始め、後半は大分分かり合ってた気がする。
ルディ・クーパー(クリスチャン・カマルゴ)
四肢形成技師。作中1番のイケメン。中盤でデボラと付き合うようになる。兄のデクスターにも好意を抱き……行為の最中に『落ち込んでいるだろうからお兄さんに電話しなきゃ』と言い出す始末(;´∀`)

感想

殺人を扱う関係上グロ表現は結構あります。
ストーリー自体はやる夫スレで知っていたのですが、やっぱり非常にキレイにまとまっていますね。視聴者視点では中盤で犯人が明かされるのでミステリー性はそんなに高くないものの、デクスターの本性がバレそうになったり、冷凍車キラーとの関係などドキドキする場面が多くサスペンス性は高いと思います。
的はずれな意見な気もするけど、セシのように引きこもっている人には案外デクスターに共感しやすいんじゃないかとふと思ったり。
『普段独りで過ごす時間が長いと、誰かと一緒に長時間過ごすのが苦痛とまで言わないものの居心地の悪さを感じちゃう』とこ、デクスターほどではないにせよ誰だって裏表はあるし、その裏の顔を見せずに他人に合わせて生きているところもかな。
猫かぶりーなセシは初対面の人とは仲良く話せるんだけど、困ったことにすぐボロが出ちゃいます。
我慢できずつい『もういいんじゃない?』って言っちゃうんですよね。相手からしたら『何がもういいの?』って話なんですが、その理由はとても話せません。。
話がそれましたが12話でキレイにまとまっているので、グロ表現が大丈夫ならば見てみてはいかがでしょうか。他の海外ドラマの例に漏れずこちらもロングシーズンもので、現在シーズン8が放映中。シーズン2ではデクスターが正体を隠し通せるのかが焦点になりそう。個人的にはシーズン1ですっきりなので視聴終了。

不満点

特にないけど強いて言えばオープニングがちょっと気持ち悪い。
海外ドラマを購入するようになって初のブルーレイ版を購入したわけですが……あんまり違いが分からなかったというのが正直な感想(;´∀`)

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