CRPG!そういうのもあるのか〜Pathfinder:Kingmaker〜
Pathfinder:Kingmakerをちまちま遊んでいます。
どんなゲーム?そもそもCRPGって何さ?
ダンジョンズ&ドラゴンズをベースとした人気のTRPGです。Kingmakerがシナリオ名ですね。最新作は今年の9月に出た「Pathfinder:Wrath of the Righteous」で、こちらもかなり評判が高いです。残念ながら日本語化はされていません。
TRPG:ゲーム機などのコンピュータを使わずに、紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ“対話型”のロールプレイングゲーム。
引用元:Wikipediaより
キャラクターシートに書き込んでキャラを作成し、方眼紙にマップを書いて、ダイス転がして一喜一憂するやつですね。
CRPGはTRPGをコンピューター上で再現したもの。TRPGは戦闘はイニシアチブ(機先、先制攻撃)判定→魔法詠唱判定→抵抗判定→物理攻撃判定といった感じでとても判定処理が多いです。それをダイスも含めて処理してくれるのがCRPG。TRPGはGMや他プレイヤーとの会話を楽しめる。CRPGはソロでも遊べると言ったところでしょうか。
コンソールはPC、Xbox、PS4。とんでもないテキスト量を日本語に翻訳してくれたDMMさんに感謝いたします。(Steam版でもそちらの翻訳が適用されます)
DMM公式ページ
キャラクターメイク
楽しい楽しいキャラメイクの時間です。種族、クラス、技能の割り振り、属性を決めていきます。
用意されたデフォルトの画像に加えて独自のポートレートも使用可能。主に会話、ステータス、装備表示の際に使われます。
せっかくなのでWoWからブラッドエルフさんを持ってきました。うんうん、よく馴染んでる。
さすがに3Dモデルまでは追加できませんが、種族でエルフを選んで金髪にすれば違和感ないですね。
属性はTRPGをプレイしない人にはなかなかピンとこないかもしれませんが、2つのカテゴリー善・悪・中立と秩序・混沌・中立から選びます。単純な二元論ではなく、善は人々を守る。悪は他者を堕落させたり支配する。秩序は約束や伝統を守る。混沌は自分勝手で他人に命令されるのが大嫌い。私が選んだ「中立にして悪」は一言でいえば気まぐれ屋さん。お昼は一緒に食べに行くけどラーメン店でチャーハンだけ頼む感じです。
クラスはゲームによってはない事が多いバードを選びました。ロールプレイ的には私自体は主人公ではなく、新米冒険者からやがて英雄になっていく人物についていきその叙事詩を書き上げる事を夢見る吟遊詩人。うん、これだな!
……ゲーム開始して5分で私とまったく同じ事を言うコンパニオン(仲間NPC)リンジィと出会う……人気のポジションですしね、仕方ないね。。泣く泣くバードを諦めてドルイドで作り直し。
ドルイドはマジックユーザー。レベルが上がると自身も変身できますが、Lv1から動物の相棒を連れていけるのが特徴です。今回はクマにしましたが他にもカモシカや狼、変わり種でマンモスなんかも選べます。
あらすじ・序盤のストーリー
アルドーリ卿はストールンランド領を荒らし回る「牡鹿の王」を名乗る頭領に率いられた盗賊集団に頭を痛めていた。隣接する地方との争いもあり領地の騎士団を動かすことは出来ない。そこで牡鹿の王を討ち取った者に男爵の爵位とストールンランドの統治を任せるという破格の報酬で冒険者達を集める。君はホイホイ報酬に目がくらんだ新米冒険者の一人だ。
とりあえず明日から討伐に行ってもらうから今日は屋敷でゆっくりしましょう……からの夜襲を食らう。。ただでさえ寄せ集めの冒険者達が各個撃破されていく中、ノームのタートゥチオやハーフリングのリンジィ達と合流。幸いにして族の数は多くなくその主領もアルドーリ卿がサクッと倒してくれた。
何でいきなり夜襲食らってんだよ!とカンカンのアルドーリ卿はスパイが内部から手引したのではと疑い始め、容疑者として上がったのがタートゥチオと私。
「あいつ、奴らと同じ紋章が刻まれた指輪もってましたぜ」と主張するタートゥチオ。やっぱグノメはどこの世界でもクソだな!ここでいきなり殴りかかってはいけません。ドルイドなので〜となんとなく上げていた技能「知識(世界)」のおかげで反論できました。
「武器庫にあった衛兵の給料も盗んでましたぜ!」懲りずに言いがかりをつけてくるタートゥチオ。反論……できません!属性悪だし盗まなきゃと使命感にかられてつい懐にしまってしまいました。「それが何か?」と開き直るもアルドーリ卿おこ。それどころか、
コンパニオンにも属性が設定されており善よりのリンジィちゃんはこの言動がお気に召さなかったようで、英雄はそんなことしない!と見放されてしまいました。だからってタートゥチオについていくはないやろ。。リンジィちゃんはここでお別れ……私は何のためにバードを諦めたのだ。。
どんなありえない判断や選択してもスゴイ!スゴイ!と盲目的に主人公を持ち上げてくれるJRPGに慣れきってました。
アルドーリ卿からの疑い晴れてないけど初日から集めた冒険者半壊の挙げ句、処刑できないよねってことで放免されて私、タートゥチオの2班に分かれて行動することになりました。魔術師のタートゥチオ、バードのリンジィ、クレリックのハリムが離脱。うちのパーティーはドルイド、騎士、戦士、レンジャーとかいう脳筋揃いになってしまったのでした。
戦闘
リアルタイム形式ですが一時停止もできるので慣れてない人にも安心……こんな序盤にマンティコアとかいう強敵置かないでよ!魔法は自動追尾とかしないので相手が止まってから撃ちましょう。回数制で休憩するまで回復しないので序盤は物理が有利ですね。動物の相棒クマが実質一人分キャラクター増えているようなものなのでなかなか強い。
本体の私はたいまつ係兼料理長としてがんばっています。レシピを拾うと料理の種類も増えてバフも良いものに。休息中は当然のように襲撃判定があります。コンパニオンとのちょっとした会話が楽しい。
レベルアップ・育成
レベルアップ毎にクラスレベルを上げることが出来ます。一つのクラスを上げ続けて上級職のアーキクラス(ドルイド→荒地ドルイド)を目指してもいいですし、複数のクラスを上げることも出来ます。例えばドルイドLv4/バードLv5なら回復・変身ができて歌の効果でバフをかけれる汎用性の高いキャラになりますね。この辺りをあれこれ試行錯誤するのもこの手のゲームの楽しみの一つですね。
コンパニオン(仲間)
君はコンパニオンたちと交流を深めてもいいし、仕事仲間と割り切ってもいい。
ドワーフクレリックも鉄板よね。ドワーフらしく鍛冶の神を信仰していたが、怪我をしてしまい馬鹿にされて故郷と信仰を失ってしまったハリムさん。すごい自虐的ですぐ死にたがる。
背の高い女騎士ヴァレリー。馬鹿げた芸術信仰の聖騎士団を飛び出し冒険者へ転身。でも、刺繍が趣味だったりで萌えアピールも欠かしません。
選択肢は慎重に
序盤のリンジィちゃん離脱からも分かると思いますが分岐がかなり多そう。選択肢は慎重に選びましょう。
これは道中いきなりお隣の盗賊組織に襲われて、奴隷として一人差し出せと言われた場面。他のゲームだったら即殴りかかるところですが、
装備の整った相手に正面から戦って勝てますか?
↓
生き残りが出たら組織単位を敵に回す。
↓
指名手配されて突発的に襲撃されそう。最悪、暗殺者送られそう。
↓
うん、無理だね!
TRPGではここまで考えなければいけません。悔しいですがここは一人差し出しましょう。戦闘で全く役に立っていないたいまつ係兼料理長のあの人。そう、私を!
奴隷ルートとかあるのかなと期待しましたが断られてしまいました。4人しか居ないのにさらに1人減って詰んだかと不安になるも、夜襲からのアンブッシュで余裕でした。
ファーストインプレッション
今までCRPGって遊んだことなかったけどいいですね!ロールプレイ(なりきり)が好きな人ならかなりハマると思います。改めて膨大なテキスト量を翻訳してくれたDMMさんに感謝!
なかなか文章では伝わらないと思うのでうどんさんの動画を見てみるといいかも。動作は結構もっさりしています。
クリアするのに1年位かかりそうですが、まったり遊んでいこうと思います。ゴブリンスレイヤーのCRPGとか出してくれませんかね?来年はCRPGとポーカーの年になりそう。
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