レビュー(ブレイブリーデフォルト)
クリア後にパッケージを見るとなかなか感慨深いですね。
機種:ジャンル
3DS:RPG
プレイ時間:実績
48時間:ねえよ、んなもん!
あらすじ
ここは光と影の大地ルクセンダルク。輝きをもたらしてくれる4つのクリスタル。そこに住む住民たちの間ではクリスタルを信仰するクリスタル正教が広く普及していた。しかし、アンチクリスタリズムを唱え科学と軍事力を背景に急激に勢力を伸ばしつつある強国エタルニア公国によって世界は少しずつ変わり始めていた。
そんな折、カルディスラ王国の辺境の村ノルエンデが突如地面に空いた大穴に飲み込まれ壊滅してしまう。奇跡的に助かったただ一人の生き残りの少年ティズは、闇に染まってしまったクリスタルを浄化するために旅する風の巫女アニエスに出会い、村を襲った悲劇を繰り返さないため、またその原因である大穴の謎を解くために彼女に同行を申し出るのだった。アニエス『拒否します』
ファーストインプレッション
テンポのいい戦闘、ストーリー展開。先が気になる導入部。ジョブの育成が楽しみ。
特徴
ブレイブ&デフォルト
ブレイブを使った分だけ1ターンの行動回数が増える。
デフォルトはブレイブ値を貯める。防御力も上がる。
ブレイブ値が貯まってなくてもブレイブすることは可能だが、ブレイブ値がマイナスになりその数字分のターン行動できず棒立ち状態になる。
ジョブとアビリティ
FF3やFF5のようなもの。アビリティはアビリティ枠の数だけ他ジョブのアビリティ及びステータスアップなどのアビリティをつけられる。
お気に入りのジョブは薬師の調合
戦闘中にしか使えないがHPを2倍にしたり、攻撃力を75%上げたりできる。
聖騎士の道具クリティカルをつけることで雑魚戦やボス戦の全体攻撃でも活躍。
アイテム攻撃のいいところはデフォルト時の防御力アップを貫通してダメージを与えることができるところ。特に弱点属性じゃない場合は必ず2250ダメージ当たり、クリティカルすると2倍ダメージに。(クリティカル強化をつけている場合)敵の種類やブレイブ、デフォルトを全く気しない安定したダメージソースでした。
竜騎士のクレセントムーンに代わり、後半の雑魚戦はこれがメインでポイポイアイテム投げてましたよヽ(´ー`)ノ
すれちがい通信を使ってノルエンデ村の復興を行うことができ、道具屋、武器屋などのレベルを上げることで序盤から強い武器を手に入れることができるようになります……序盤は高くて手が出ませんが(;´∀`) 最終的に120人ほどすれ違ったのかな、結構売れたようで何よりです。
他にもフレンド登録している人とアビリンクすることで、自分が上げていないジョブのアビリティも使えるようになります。セシのようなぼっちのためにCOMイチロウ、ジロウ、サブロウといったCPUフレンドも用意されてました。
キャラに関してはパーティが4人だけなのが逆に良かったんじゃないかと。
お気に入りはリングアベルかな。ストーリーの鍵であり1番苦しんだかも知れない人物。イデアとの日常の掛け合いはクスリとくるもが多くほっこりできました(*´ω`*)
パーティ全体も序盤から中盤にかけての、ものすごいギスギス感でどうなっちゃうのかとハラハラさせられましたが、中盤以降は絆も深まって仲良く、安心してみれました。
不満点
最大の不満点はストーリー。
いや、ストーリー自体はとっても好きな流れで、特に第6章の中盤からは一気に進めちゃうほどのめり込む、久々にゾクゾクするような展開がまっていて非常に楽しめたんだけど。
前も雑記で書きましたが、RPGでこの展開をやられるときつい。
ネタバレせずに語るのが難しいけど、使いまわしとかじゃなくまったく同じダンジョン、同じボスと何度も何度も戦わないといけなくてきつい。。第6章に入ってすぐ『また!?』って展開になり、このゲームを続けるかどうか悩むほどでした。
もうちょっと5章以降の展開を工夫して欲しかった。。
例えばダンジョンやボスを同じでいいから、リングアベルと公国のあの人を交互に描いてくれたら公国側の事情がより深くわかってよかったと思う。
ただ、似たようなことはゲーム中にしっかりやっているんですよね。
『Dの手帳』にどんどん過去の出来事や新事実が追加されていくので、これを読むことで公国側の人物たちの人となりや事情を知ることができます、でも、果たしてこれをしっかり全部読んでくれる人がどれだけ居るのかと疑問。。FF13から何も変わってませんね。いやFF13は読んでも意味がわからなかったのでましにはなっているけど。。
うーん、繰り返しになるけどストーリー自体はとても好きだし、リングアベルの正体、ラスボスの正体もよかった。できればRPG以外でこのストーリーをじっくり読むか観るかしたかった。5pbの林さんの書くシナリオはどれもいいですね。
総評
古き良きJRPG。子供の頃『FF3』や『FF5』をやって育ったんだろうなというスタッフがその世代に向けて作ったように感じた作品。とっても懐かしく楽しめました(*´ω`*)
ただ、それゆえに若い人やFFやったことない人が楽しめたのかが不安。
例えばセシやFFファンにしてみれば、アンデッドタイプのクリーチャーにケアル系をかけるとダメージを与えられるとか、戦闘中武器をアイテム欄から使うと特殊効果を発揮するとかあたり前のことだけど、その説明がゲーム中になかったので新規の人は気づかないんじゃないかなと。。
あとは続編というか関連作品が出るような含みをもたせたラストだったけど、ここは声を大にして言っておきたい。
『こういうゲームは4、5年に1回で十分です』
と。たまにやるからいいのであって、1年後に続編出てもセシはまず買わない。
最後に最終レベルとジョブを
アニエス:導師(白魔法)
ティズ:忍者(盗賊)
イデア:聖騎士(海賊)
リングアベル:薬師(歌唱)
ラスボス戦は1番気に入っていたこの組み合わせで行ってみたわけですが……ラスボスが魔法主体の攻撃なので導師の精霊術と相性が良すぎてちょっとかわいそうだった(ノ∀`)アチャー ほとんどこちらノーダメージで属性攻撃アップで聖騎士の光属性攻撃技が9999連発して、あっという間に死んでしまいました。。あとは歌唱いいですよね。味方全体のステータスやBPアップと大活躍でした。忍者、盗賊は居てもいなくてもいい感じだったw
1個だけジョブを集めきれなかったけど、エンディングもよかったし満足してしまったのでセシはここで終了。久々に楽しいJRPG、ゾクゾクするストーリー展開を魅せてくれてありがとう~。
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