【読感】累
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とても感銘を受けて私にとって大切な作品になったので、内容については一切触れない。
中盤以降、先が全く読めず考えることを放棄してただただ読んだ。結末は想像できないものだったけどしっくりきた。
いい作品は2度と読み返したくない。できるだけ長い間、この1ページを見てすべてを思い出せるようにしたい。
いい作品を読んだ後はPCのメモリを解放した時に似ている。不要なアプリを落として必要最低限なものだけを立ち上げ直す。感覚が研ぎ澄まされて、特に感受性のアンテナが鋭くなり、普段聞き慣れている楽曲の歌詞が頭に入ってくる。
この感覚のまま生きていけたらいいのだけれど、すぐに雑多な日々に終われ、「累」を忘れ、楽曲を聞き流してしまうようになるだろう。また、いい作品に出会って立ち止まれる日が来ることを願う。
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