サガスカ16〜ウルピナ:完結〜
ストーリー
3行で説明できる第2部……うーん、このストーリー。。日記にしなくて正解でした。
一応説明すると不死鳥の死ぬ間際に立ち会った姫さまが、新しく生まれる不死鳥を守るため、前不死鳥が辿ったルートを巡って各地を旅するというものです……緋の欠片と一緒じゃないか!ヽ(`Д´)ノプンプン
すげーだるかった、第1部で終わりでよかったのでは。。で、まあ一応クリアしました。バルさんが手にしながら使おうともしなかった【スカーレット・グレイス】ですが、姫さまは手にすることなく踏み潰します……誤字じゃないです、踏み潰します!
そしてこの恍惚の表情である……ウルピナフィニッシュ!(錯乱
深く考えてはいけないヽ( ´ー`)ノフッ
ED時のキャラの後日談を見ると、大戦やら大規模な内乱が起こるぽくて全然めでたし、めでたしじゃないんだよなー。むしろ後日談をメインにした追加要素がほしかった、気になる。
最終パーティー
ファイアブリンガーに対して「術なんて使ってんじゃねえ!」と、詠唱が終わる前に張り倒した自慢の脳筋パーティーです。
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— ceci_archives (@ArchivesCeci) October 7, 2018
ツバキチとエリセド姉さまのセリフが長すぎて、ウルピナちゃんのセリフが切れちゃったじゃないか!「これが最後の戦い、必ず勝ちます!」だったかと。
ウルピナ
二刀十字斬がBP1で使えるのは反則だよね。エースアタッカーでした。キャラメイクミスって知力、精神が超低いアホの子になってしまった。だが、それがいい。ストーリーを忘れても、謎の決めゼリフ「ウルピナフィニッシュ!」は一生覚えてそうです。
カーン
全体攻撃であるスイングがBP1で使えるのは反則。ウルピナちゃんと並んでエースアタッカーでした。バルさん編から気に入っていたので、ウルピナ編ではきっちりパーティーイン。武器が何より強い。
ツバキ
状態異常にインターラプト技と小回りの効く使い勝手のいい人でした。残念ながら武器に恵まれずダメージ的には活躍できませんでした。小剣の五行武器はなかったのか、取り逃したのか。
イレーネ
第2部から登場と加入時期が遅かったのですが、ウホッ!いいタンクとその素晴らしいステータス配分に惹かれてパーティーイン。初期装備は長剣ですが、棍棒を持たせて主にブロック役として使いました。陣形のイラクリオスガードが優秀で最終戦以外はずっとこれでした。最大BP12からの強力技連発はすごい気持ちいい。
エリセド
序盤の貧弱な姫さまパーティーに強武器を携えて参戦してくれた救世主。いや、参戦してくれたってか拝み倒して無理やり仲間にしたんだけどね。術師一人構成なので水も伸ばしましたが、要らなかったかも。サガスカは召雷ゲーです(キッパリ
バルさんチームを超える構成になったと思うけど、マリオンちゃんとサクライさんのほうが好きだなー。サガだといつも花形の大剣は今回イマイチでしたね。攻撃ミスが痛いものの高ダメージ、各種ステータス下げ、強力なインターラプト技と意外にも斧が強かった。
スカーレットグレイス総評
総評価としては100点満点中50点といったところ。うん、ちょっと厳し目ですね。新規向けでもサガファン向けでもなく、一体どこに向かって作ったんだろう。全体的な感想としては低予算、ストーリーに囚われてしまい自由度が減った、やっぱ町やダンジョンは必要といった辺りがいつも頭に浮かんでました。
ちなみに私のサガ歴としてはロマサガ1〜3、サガフロンティア、ミンストレルソング、ラストレムナントといったところです。今作は新しいロマサガ1を目指したのかなーという印象ですね。
ストーリー
バルさん編、ウルピナ編(第1部)を通じて感じたのが、ストーリーを見せたいあまりにほとんど一本道になってしまい、サガらしいどこへ行ってもいいよっていう自由度がなくなってしまったことが残念です。
そして肝心のストーリーもバルさん編は、シグフレイが甦る → 調査する → 冥魔が暴れてさ~大変 → 処刑というワンパターンが7回続きます。バルさんも本編で「シグフレイの茶番劇」みたいなことを言ってましたね。バルさんの細かい心情の変化や機微、終盤のマリオンちゃんとの会話などいいシーンもなくはないのですが。。正直いうと私は2体目のシグフレイ復活の時点でもう飽きてました(笑)、せめて実体ではなく幽霊的な蘇り方をしてくれればなーと思いました。
ウルピナ編第1部は行方不明の兄と囚われの父を取り戻すため、ウルピナちゃんはじめてのおつかいという感じでぼちぼちといったところ。世間知らずで自由気まま基本的に天然な危なっかしい部分と、ユラニウス家当主代行としての使命感、責任を背負った冷静な部分。出会った誰もが知らず知らずのうちに彼女に「希望を託しちゃう」といった魅力溢れるキャラクターですね。
繰り返しになりますが、一本道で寄り道できないのが本当に辛かった。あれ、私はサガをやっているんだよな?って何回もなりました。町やダンジョンがないのでシナリオ発生 → 会話 → 戦闘とひたすら単調なのもきつかった。この辺は携帯機ベースに作られた弊害かと思います。少なくとも据え置き機でやるからには町やダンジョンはやはりほしいし、ファストトラベル(マップ上での州移動)がないのもだるかった。
いい点を上げるとすればいわゆる「神の視点」みたいな部分がなかったところですね。キャラクターたちは自分たちが見た範囲の事しか知らず、一方その頃、敵側では〜みたいな描写は一切なかったです。ED後のキャラ紹介を見てもストーリー完結後相当ゴタゴタしそうですし、サガらしく世界設定もかなり細かく用意されてそう。設定資料集があったらぜひ読みたいですね。
戦闘
今作1番のウリというかこれしかない戦闘ですが、うん、基本的には面白いと思います。技・術の消費がパーティー共有のBPになったのも個人的には考える要素が増えて◎。ただ、ラスボス戦以外は状態異常ゲーと言っても過言ではないくらい偏ってしまっているなーと。とりあえず開幕は毒霧や毒蜂で毒にすることが基本です。武器を1個しか持てないのもキツイし、技のレパートリーも少ない。
そして術がほぼ毒霧、召雷以外ほぼ死んでます。今作では即時発動ではなく詠唱ターンが入るのもちょっとなーと。いや通常の術はまだいいのですが、補助魔法も詠唱ターンがあるのが終わってるなーと。元々敵のHPが低く、攻撃が痛く、回復手段に乏しいという短期決戦ゲームなのも補助魔法の使えなさに拍車をかけていますね。補助魔法は即時発動か、せめて全体にかかるようにするべきだったかと。強いて使える補助魔法を上げるならばテイルウインド(詠唱1ターンでBP+3)くらいでしょうか。一応連撃で詠唱が短くなるという要素もあるのですが、ほぼ「生命の雨」専用ですよね。ラスボスのファイアブリンガーが奇しくも術の使えなさを露呈しているのが面白い。(第3形態は術がメインだが、HPが少ないため向こうの詠唱が終わる前に終る)
はい、そして連撃。サガスカでは敵味方の行動順がタイムラインで表示されており、間に挟まれているキャラクターを倒すと行動順が連結されて連撃が発動します。これは繋がった分のキャラクター数の通常攻撃が行われ大ダメージを与えられます。ですが、より重要なのは連撃を行ったキャラが次のターンで消費するBP・詠唱ターンが減るほうですね。強力な技や術を連発して敵を蹂躙するのはすごい気持ちいい。そのためインターラプトやバンプなどを使って行動順を変更、連撃を狙うというのがサガスカの戦闘の基本要素となり、シンプルながら面白いです。いい意味でダラダラやっちゃう感じ。
こんなところでしょうか。結論としては据え置き機で買うのはまったくオススメしません。Steamやスマホセールで50% Offになってたら買ったらいいんじゃないかなくらいですね。ラストレムナント HD Remasterや来年出るロマサガ3の移植版のほうを断然オススメします。久しぶりのサガの新作でこんな感想になってしまうのが残念でなりません。そういえば新作が出ると噂を聞きましたが、案の定スマホなので見なかったことに。。ラスレムとミンストレルソングをSwitchでダラダラやりたい。
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