逆転敷金~返ってくるお金~
旧マンションの管理会社から敷金について電話がありましたん。
火曜日に提示された金額は以下のとおり
・54000:クロス張替え
・30000:ハウスクリーニング
・ 8000:エアコン洗浄
・ 5000:諸経費(笑)
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101850(税込み)
ハウスクリーニングと、エアコン洗浄は契約時に特約として借主負担とされていたのでいいんだけど、クロス張替えが問題。確かに傷をつけてしまったので少しは取られると思ってた、でも全面張替えで金額が高すぎる。諸経費は論外なのでスルー。
揉めた後、国土交通省が定めている『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』を熟読。法廷側準備ができております!(キリッ
脳内で意義あり!と叫びながら電話に出る。
『ガイドラインにそってお話しましょうお』
あ、うん
『クロスの張替えだけど、セシリーは5年6ヶ月住んでたので18%負担してほしいお』
あ、うん
『じゃあ、そういうことでお願いするお』
あ、うん・・・あれ?
なんかあっさり解決しちゃった。新しい金額は以下のとおり
・ 9700:クロス張替え(54000の18%負担)
・30000:ハウスクリーニング
・ 8000:エアコン洗浄
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50085(税込み)
半額になったー!?Σ(゚□゚(゚□゚*)
詳しい説明は省きますが、賃貸主(貸す側)と賃借主(借りる側)で敷金返還のトラブルがあまりにも多いため、国土交通省が平成16年2月に前述の『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』を定めました。このガイドラインには法的な強制力はないけど、裁判になったときは裁判官がかなり参考にするそうで、裁判までもつれ込む前にこのガイドラインで解決してねって扱い。主に修繕費用の必要性について書かれており、自然損耗の修繕費用は月々の賃料に含まれていて退去時には払わなくていいという考え方。例を挙げると、
・日焼けによる畳やフローリング、壁の変色
・家具による床やカーペットのへこみ
・ハウスクリーニング
ハウスクリーニングも借主は負担の必要がないので、セシも本来なら払わなくていいんだけど、契約時に特約として『ハウスクリーニング、エアコン洗浄は借主負担』という契約でサインしちゃってるので払わないといけないです。
逆に支払わないといけないものとして借主の故意・過失による傷などがあります。例を挙げると
・ペットによる柱等の傷
・引越し中についた傷
セシのクロスの傷もこちらに当たるようです。でも、その場合も経年変化・自然損耗が考慮されるため例え1年とか短い期間しか住んでいなくても、借主の100%負担はありえません。
このガイドラインにそってセシのクロス張替え負担は18%負担となったわけですね。今回電話対応してくれた人がいい人でよかった、立会いに来た人がだめな人だったんだね、ありがとう(^^/
いやいや世の中はそんなに綺麗じゃないです。
じゃあ、初めは何で100%負担で請求してきたの?言い方に気をつけながら聞いてみると、
『立会いに来た人がアレだったんだお、あとで叱っておくお』
( ^ヮ^)ハハッワロス
立会いに来た人は原状回復に対する認識がない人、気の弱い人、お金に頓着のない人からは毟り取れるだけ毟り取れって指示に従ってただけです。むしろいい人そうでした。
電話対応ではセシも管理会社の人も穏やかに話し合いしたけど、もうきつねとたぬきの化かし合い、やれやれだぜー。
今回の教訓
・立会い時、高額な請求をされたらサイン・同意せず帰りましょう
・敷金返還に対する知識をしっかりつけよう
参考にしたサイト
敷金返還ホットラインセンター
国土交通省『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』(PDF)
とにかく10万以上敷金帰ってくることになったのでよかった、よかった。
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