
【読感】血界戦線
もしもトライガンの序盤のドタバタ劇がずっと続いたなら……。
血界戦線の無印、Back 2 Backの感想です。
あらすじ
かつてニューヨークと呼ばれた都市は、現在、異界と現世の交わる「ヘルサレムズ・ロット」という霧に覆われた街に変わっていた。この2つの世界が交わる魔都において、世界の均衡を保つ為に暗躍する「秘密結社ライブラ」が存在した。この物語はその構成員達の戦いと日常の記録である。
活気と混沌が入り混じったヘルサレムズ・ロット
返還前の香港ってこんな感じだったんでしょうか。
あまりに異質。でも、これがヘルサレムズ・ロットの日常風景。
異界人の気まぐれで滅びかねない剣呑な街。
キャラクター
物語は基本的にレオの視点で語られますが群像劇です。
あまり主要キャラクターが増えないのがいいですね。そしてこの作品の1番の魅力はキャラ同士の掛け合いや会話でしょう。
ザップとレオ。
ザップとツェッド。
ザップとチェイン。
K・Kとスターフェイズ。
こうしてみるとザップ多い。戦闘で上げた株を日常で台無しにしていくのが面白い。
物語の構成
基本的に構成員の誰かにスポットを当てた1話完結形式。
見た目通り普通の青年のせいか、トラブルに巻き込まれやすいレオ。
時にはまったく戦闘がないことも。
fall◯utはしょうがない。
物理と言葉両面からの拒否はきつい。。
戦闘描写
主な相手が血界の眷属(ブラッドブリード)と呼ばれる吸血鬼なため、ライブラの構成員の多くは血を操る戦闘技法を用います。
ブラッドブリードは不死に近い再生力を持つので、戦闘は多対一で行われることが多い。
封じるのがやっと。
事件や日常の描写・パターンが集約された長編
血界戦線10巻ではレオの妹に焦点が当たり、レオが持つ「神々の義眼」を巡る物語。
笑えないよ。。
非戦闘員のレオがタイマンな上に相手も神々の義眼の持ち主という絶望的状況。
そして血界戦線 Back 2 Back 7〜10巻に渡って描かれる「災蠱競売篇」は圧巻の一言。
これまで散りばめられた要素がすべて詰まっていました。
それ聞いちゃいますか、答えちゃいますか。
ただただ感動した。比べるものではないのだけれどトライガンを超えたと思いましたね。新しいものを取り込みつつ再構成していく内藤先生すごい。
ジャンプSQでは第3部「血界戦線 Beat 3 Peat」が連載中。コミックス派ですが1話完結型なので追いかけやすくこれからも楽しみです。
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