だから私は鬱になれない

図書館でまた本を借りて来ましたん。
その中の1冊『成功と失敗を分ける心理学』PHP研究所:加藤 諦三(2008年発刊)
燃え尽き症候群と鬱。
怠けてはいけない、勉強しなければいけない、他人に迷惑をかけてはいけないという規範意識に従って、頑張って、頑張って、頑張りぬいて燃え尽きてしまい鬱になる。
鬱になるのは真面目な人だけというのは誤解だという説もありますが、責任感が強い人というのは間違いないと思います。なんでも自分がやらなきゃって視野が狭くなり、どんどん追い込まれていく。他の人に助けを求めず自分一人でやろうとして潰れてしまうわけですが……でも、実際その人じゃないとできないってこといっぱいありますよね。
そういう時はもっと上のレベル(納期が間に合わないなら納期を延ばしてもらう、人員を増やす、次の仕事までに作業の共有化)で対処すれば解決するわけですけど、そううまいこと行かないっていうかやってくれないことも多く、次回以降に活かされるとしても困っているのは今現在なんですよね、だから今回は自分が頑張らなきゃってますます自分を追い込んでいってしまうわけです。
私は真面目じゃないし責任感もあんまりないので、鬱になることはないでしょうねー。
もっとこうちゃらんぽらんな人に向けた心理学の本ってないものでしょうか。
まあ、鬱に関してはそんなところにしといてこの本の中で
『何をやっていても、そのことだけに満足しきれないというのは不幸なことである。働いていても、本を読んでいても、薪を燃やしていても、食事をしていても、走っていても、歩いていても、話していても、テレビを見ていても、音楽を聴いていても、何をしていても、それがある目的達成のために役立っていないと気がすまない』
という一節がありました……まんま自分に当てはまってガーンですね。
心理学にかぎらず学問や知識って曖昧なことをはっきりとさせるところがあるので、自分の中で曖昧にしていた見たくもないもの、蓋をしておきたいものに直面させられるので大げさだけど覚悟が必要な気もしますね。
私が心理学に興味を持つのは『よりよい自分に』とか『他人がどう感じているか』とかそういうことじゃなく。ただ、『自分自身をコントロールして生きたい』だけなんですけど、心理学に触れれば触れるほど、知れば知るほど
『お前は一生満たされることはないよ』
と宣告されているみたいで、思わず懺悔したくなりますね。何かもうあーあって気分。
読めば読むほど沈んでいくのもアレなので、天文学と心理学セットで読んでいくのがいいかもしれない。
星の一生に比べれば人生は一瞬にも満たないので、何かもう日々の悩みはいいじゃないかとかそんな感じでひとつ。それが健全的なことかどうかは置いといて。
結局私は楽観論者になりたいんだろうなー。
なりたいとか言っている時点でもう一生なれない気がするけど。何も考えない時間、星を見るだけで、自然に触れるだけで、音楽を聞くだけで満足できる日々……無理だわー。

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