さよならゲーム

前記事でもちょこっと書きましたが、ゲームを卒業することにしましたん。
それにあたってゲーム人生を振り返りつつ、思うことをうだうだ書いていこうかと。

ゲームを止めるきっかけ

これはもうセシに限らず大半の人が大人になって『ゲームをする時間がとれない』ことが大きな原因だと思います。もちろんそれもあるのですが、セシにはもうひとつ理由があって『ゲーム自体に飽きてしまった』こと。
一言で言うと飽きたなんだけど詳しく語るとなかなか説明が難しいのですが、セシのゲームに対するスタンスの問題かなと。セシがゲームに求めていたものは『驚き、新鮮味』です。
もちろん子供の頃からそうだったわけではないけど、いつからか繰り返される日常から離れ、ちょっぴり逃避気味に刺激を求めるようになり、それがゲームだったわけです。だから例えばRPGならあんまり変化しない『ドラクエ』より毎回システムの変わる『FF』ばっかりやってましたし、シリーズ物はほとんどやりません。セシが最初から最後までやったシリーズは『ラングリッサー』、『スターオーシャン』くらいでしょうか。
また、子供の頃はRPG大好きだったのでゲームはストーリーを追うものという遊び方が身についてしまい、どんなゲームでもストーリーを追ってしまいがちになり、例えば去年やったDRPG『迷宮クロスブラッドリローデッド』でも、本編クリア後に後日談があるにも関わらず本編ストーリーに満足してしまいプレイを止めてしまいました。そもそもDRPGってストーリーではなく、キャラの育成やパーティ構成、アイテム集めなどに重点が置かれているはずなのですが……。
ところが子供の頃から小説やアニメ、映画など創作物に多く触れて育ってきたためストーリー自体に驚き、感動することも少なくなってしまいました。別に始まって3分で『あーもうこのストーリー先が読めたわー』とミサワ的な事が言いたいのではなく、なんというか自分の中に『経験によるカテゴリ分け』ができてしまっているんですよね。あーこれは過去のあの作品と同じでAパターンだなみたいな。
例えば『シュタインズゲート』
360版で発売日に購入し1週間で40時間もプレイするほどハマりましたが、プレイ中常に頭によぎったのは『バタフライ・エフェクト』 終盤のミスリード(まゆりを救うために奔走)から超序盤の伏線(ラジオ会館の紅莉栖)へピタリと繋がる流れに感動はしても、驚きは得られないんですよね。
子供の頃は無知なため何をやっても新鮮で狭い世界がだんだん広がっていく感じがし、日々の時間の経過が長く感じるものですが、大人になる過程で知識や経験を得ると世界がさらに広がるものの、あまりに広大な世界を理解することを放棄して、また仕事という狭い世界に時間の大半を割かなければいけないため、逆に子供の頃より世界を狭めてしまい驚くことも少なくなるため、日々の経過が早い、早い。つい昨日お正月だった気がしますがもう半年過ぎているという事実。。
話が逸れましたがそういった側面から見ていくと『大人なのにゲームなんて』て言葉も理解できちゃうんですよね。いい大人がということではなく、もうプレイしなくてもどういう展開・内容なのか想像つくでしょ?過去にやったことの繰り返しでしょ?みたいな。

ゲーム歴を振り返る

1990~2000:『FF』、『ゼノギアス』などRPGをメインに遊ぶ。
2000~2008:『Everquest』、『World of Warcraft』などネトゲばっかり遊ぶ。
2009~2012:ネトゲを止め、Xbox360、PS3を購入し海外ゲームをメインに遊ぶ。
うーん、大雑把すぎるか。。振り返ってみるとやっぱり新しいものを求めて変移していってるんですよね。ストーリーを追うばかりだったオフラインRPGからネトゲに出会い。決められたストーリーを追うのではなく、その世界にプレイヤーが入り込み冒険するロールプレイングへと変化していきました。
特に『Everquest』はセシ自身、初のネトゲだったこともあり、もう本当にその世界に住み込んでいるかのような気分でプレイしてました。日々の冒険からやがて大人数でドラゴンなどの強大な敵に挑むRaidへと移っていくわけですけど、セシの根幹にあったのはやっぱり未知の領域へ行ってみたいという好奇心でした。
『Everuquest』から『Everquest2』、『World of Warcraft』へと移っていくわけですが、困ったことにWoWの出来がよかった(というかよくまとまっていた)ため、ここでセシもネトゲ業界もなんか停滞してしまいました。(あくまでセシの主観)。WoW以降にリリースされたゲームはどれもWoWをベースに新しい要素を足しました的なものが多く、ここでもまた新鮮味をもとめるセシのプレイとは齟齬が生じてきたわけです。
色んなネトゲをやっては止め、結局WoWに戻ったりすること4回くらい?(あーこうして振り返ってみるとEQより、WoWをやっていた時間のほうが長いんですね)その間にWoWは『Cross Server』、『Dual Talent』、『Dungeon Finder』などますます便利で快適になったものの、新拡張も含めそれは当たり前ですがWoWの楽しさの延長であり、新鮮味はなかったわけです。
もうこの辺りで変な話ですがゲームクリアや目的を達成することを恐れるようになってしまいました。
目的は『いつか叶ったらいいな』になり、そうした『結果』よりもそこへ至る『過程』のほうを楽しむようなプレイスタイルに変化していったようです。
例をあげるとEQにおけるPoTimeでしょうか。。
仮にPoTimeへ行けてQuarmを倒してしまったら、恐らく1週間後にはやめてしまっていたかもしれません。
ラストレムナントやEnd of Eternityでは、メンバー育成やパーティ構成、戦闘が楽しく。メインストーリー放置でサブクエストで戦闘ばっかりしてました。
そしてついにネトゲからも撤退。
長らくオフラインゲームやってなかったし『スターオーシャン4』がやりたいってことでXbox360を購入。次世代機の映像の美しさに感動しつつ、そしてたまたまネトゲ仲間が360持ってて『Gears of War2』に誘われたのが新たなる転機。FPS・TPS、そして弾幕シューティングとそれまでまったくやったことがなかったジャンルに触れとっても新鮮で楽しかったです。
しかしその新鮮さもやがて薄れていき、去年の年末は『Skyrim』に夢中だったものの、毎年の恒例でお正月に2週間ほどゲームをまったくしない期間を設けたところ、ゲームをする気がまったく起こらなくなってしまいました。(据え置き機の話で、3DSでラビリンスの彼方なんかはちょこちょこやってましたけど)
どうしたものかと3DSのモンハンをやってたら、ひょんなことから友達とモンスターハンターフロンティア(MHF)をやることになりました。元々MOのような同じ内容を繰り返すゲームは好きではなかったけど、長時間プレイが出来なくなった今、30~60分という短い時間で終わるミッションがメインなMHFは楽しめるんじゃないかと思いましたが……。。
いや結構楽しめたんですけど、どうにも10にも満たないマップでしかもその中でも特定のエリアしか使わず、大型モンスターの頻繁なエリア移動、序盤から中盤にかけてもモンスターの使い回しの多さと、うーん、なんか『いかに手を抜いてユーザーに時間を使わせるか』みたいな部分ばかり感じてしまい友達と遊ぶ分には楽しいけど、1人ではとてもとても……という感想に。
そんなMHFも友達が引越しでネット環境がしばらくなくなるってことで中断に。
個人的にも念願の『キリン装備』を作り、またテンプレ装備も作って正直やることなくなってたのであっさり終了。
再び手持ちぶたさになってしまい、ここでもうゲームから手を引くことも考えましたが本当にゲームに飽きたのかを確かめるために『Everquest』を再開……あとはもう日記の通りで、うん、超楽しかったです。ゲームをする元気があることを確かめたわけですが、もうどちらにせよEQを再開する前から最後にEQをやって終わろうと考えていました。
うーん、やっぱり一言で言うと『ゲームに飽きた』ですなー。
前記事の通り、ゲームを卒業といってもしばらくはちょこちょこ積みゲーを消化していくつもりですが、人生の大半というのは大げさなものの、多くの時間をゲームに割いてきたので代わりに何をしようかと思案中。ゲームを辞めるのはストーリー、創作物に飽きたという理由が大きいため、アニメ、映画などは候補にならないかなーと。いくつか候補はあるのですが、長続きしない可能性も高いので書きません。
なんだろう性根がせっかちなんですかね、行動に対する結果がすぐ欲しいのかもしれません。
ゲームは色んなジャンルがあるけど、プレイヤーの行動に対しすぐに結果が返ってくるからこんなに長くやってこられたのかなーと。
あれですね、ゲームに飽きたなら止めるだけで済むけど、人生に飽きたらどうすればいいのやら。
やっぱり『独りで生きるのは簡単だけど』、『独りで生き続けるのは難しい』ってことなんでしょうかねー。
でも、誰かと一緒に過ごして例えば家庭をもったとして、それに飽きてしまった時、果たしてどうすればいいんでしょう?あ、これ問題発言か。まーとりあえずねこ飼いたいということで締めておきましょう。

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